【NQNニューヨーク=岩切清司】9日の米シカゴ先物市場で日経平均先物6月物が大台の2万円を突破して取引を終えた。終値は前日比210円高の2万85円だった。同日の大取終値を165円上回った。米債券市場で長期金利が上昇(価格は下落)すると、外国為替市場では日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となった。加えて米株式市場ではダウ工業株30種平均が堅調に推移。欧州では主要600社で構成する株価指数ストックス600が15年ぶりに過去最高値を更新するなど、世界的な株高の流れも日経平均先物を押し上げた。