エベレストの登頂などでネパールとつながりの深い日本の登山団体も、地震の被災者支援に乗り出した。東京都目黒区の駐日ネパール大使公邸に27日夜、関係者が集まり、登山界を挙げて募金活動を行うことを決めた。
会合の冒頭で出席者が犠牲者を悼み、1分間の黙とう。女性として初めてエベレストに登頂してから40年を迎えた田部井淳子さんは「ネパールは第二の故郷のような所。東日本大震災後にネパールの方々から温かい支援を頂いた。山を愛する友人として何か始める第一歩にしたい」と力を込めた。
バッタライ大使は「日本政府による国際緊急援助隊の救助チーム派遣をはじめ、日本のたくさんの方からお見舞いの言葉も頂き、ありがとうございます」と頭を下げた。〔共同〕