兵庫県警捜査1課は19日、姫路市の路上で今月11日に中学3年の女子生徒(14)を刃物で刺して殺害しようとしたとして、同県加古川市平岡町新在家の無職、勝田州彦容疑者(36)を殺人未遂容疑で逮捕した。女子生徒は右肺に達する傷のほか、右腕の腱(けん)を切られるなど全治約1カ月の重傷を負った。
同課によると、同容疑者は「刃物で腹部を数回刺した」と供述しているが、「殺すつもりはなかった」と殺意を否定している。同容疑者と女子生徒には面識がなく、同課は動機などを調べる。
逮捕容疑は11日午後4時50分ごろ、姫路市車崎の路上で、近くに住む女子生徒の胸や腹などを刃物で数回刺し、殺害しようとした疑い。
同課は現場周辺の防犯カメラに映っていた自転車に乗っていた男の行方を探し、同容疑者と特定したという。