電子情報技術産業協会(JEITA)が30日に発表した2015年4月の日本メーカーによる電子部品の世界出荷額は3255億円と、前年同月比で11.9%増えた。プラスは26カ月連続。自動車向け部品が堅調だったほか、スマートフォン(スマホ)用が中国向けなどで引き合いが活発だった。円安基調も後押ししている。
品目別では、コンデンサーなどの受動部品が9.7%増の1109億円、スイッチやコネクターなどの接続部品が12.8%増の893億円、センサーなどの変換部品が11.4%増の698億円、その他の電子部品が16%増の553億円となった。
金額が最も大きいコンデンサーは8%増の749億円。最も伸びたのはフィルターや無線モジュール(複合部品)などの高周波部品で、32%増の333億円だった。