経団連の榊原定征会長は６日午後の定例記者会見で、広告収入を減らしてマスコミを懲らしめたほうがいいなどとする趣旨の一部自民党議員の発言について問われ「言論の自由は民主主義の根幹をなす。それを否定する発言はあってはならない。非常に残念だ」と述べた。その上で「重要法案が国会で審議されている時。与党議員ということを自覚し反省して今後の行動について十分に慎重になってほしい」と苦言を呈した。

さらに、経団連に働きかけ広告収入を引き下げるべきだなどとする趣旨の発言については「経団連の名前が出たが、何の働きかけもしていない。仮にそうした要請があったとしても経団連として対応する考えはない」と強調。「企業の広告というのは企業の独自の判断でやるものだ」との認識を示した。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕