520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故から8月12日で30年となるのを前に、遺族でつくる「8.12連絡会」のメンバーや地元の有志ら約50人が11日、群馬県藤岡市で空の安全を祈って灯籠作りを始めた。
事故前日の8月11日、墜落現場となった「御巣鷹の尾根」(同県上野村)の麓の神流川に流す。遺族らはこの日、それぞれの思いや絵を、約50個の灯籠に書き込んだ。
父の小沢孝之さん(当時29)を亡くした兵庫県明石市の秀明さん(29)は初めて参加し、「父と同じ年になった。父が生きたくても生きられなかった日々を一生懸命生きることが親孝行」と話した。〔共同〕