埼玉県入間市で昨年10月、女子大学生をナイフで刺殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた同市豊岡5、無職、沼田雄介被告(21)は28日、さいたま地裁(片山隆夫裁判長)で開かれた裁判員裁判初公判で、「間違いありません」と起訴内容を認めた。
起訴状によると、沼田被告は昨年10月15日、入間市内の路上で、近くに住む私立大3年の佐藤静香さん(当時21)の背中や胸などをコンバットナイフ(刃渡り約18センチ)で何回も突き刺し、失血や呼吸不全により殺害したとしている。
沼田被告は約3カ月間の鑑定留置を経て今年2月に起訴された。捜査関係者によると、逮捕後に「弱そうな人なら誰でもよかった」と供述していた。〔共同〕