会計不祥事に揺れる東芝の臨時株主総会が30日午前10時、千葉市の幕張メッセで始まった。室町正志会長兼社長は冒頭、「株主や市場の信頼を裏切り、市場を混乱に陥らせた事態を反省し、深くおわびする」と陳謝したうえで「新たな企業風土を構築し、信頼回復を目指す」と話した。
臨時総会では会計問題の経緯や再発防止策を株主に直接説明。大幅に遅れていた2015年3月期の決算報告も行う。資生堂相談役の前田新造氏や三菱ケミカルホールディングス会長の小林喜光氏らを社外取締役に招く取締役選任議案を提案し、承認を得る考えだ。