【ニューヨーク=平野麻理子】26日のニューヨーク市場で原油先物相場が続落した。一時1バレル43.64ドルと、約1カ月半ぶりの安値をつけた。需給の緩みなどが改めて意識され、売りが優勢になった。原油安を受けて米株式市場ではエネルギー関連株が売られ、ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落した。
原油先物の指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート、期近12月物)の終値は前週末比0.62ドル安の1バレル43.98ドル。米金融大手ゴールドマン・サックスがリポートで、軽油などの在庫が米欧で高水準だと指摘したことが伝わり、相場の重荷になった。
株式市場ではシェブロンやエクソンモービルなど石油関連株が売られた。業種別S&P500種株価指数で「エネルギー」は前週末から2.5%下落した。ダウ工業株30種平均の終値は23ドル65セント(0.1%)安の1万7623ドル05セントだった。