【ワシントン=吉野直也】ケリー米国務長官は28日午後(日本時間29日未明)、日韓両国の懸案だった旧日本軍による従軍慰安婦問題が合意したことについて「歓迎する」との声明を発表した。
声明は合意について「米国の最も重要な同盟国である日韓関係の和解を促し、改善を後押しすることを信じている」と指摘。同時に「日韓の指導者が持つ勇気と未来像を称賛し、国際社会がこの合意を支持することを求める」と強調した。
さらに地域や国際的な課題の解決に向けて「米国は日韓両国と経済的な結びつきと安全保障上の協力を前進させることを含め、継続して取り組むことを楽しみにしている」と表明した。ライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)も同趣旨の声明を出した。