スイスの首都ベルンの病院で、生後8日の結合双生児を分離する手術が昨年12月に実施され、成功した。地元メディアなどが31日までに報じた。病院は世界最年少の成功例ではないかとしている。メディアによると、手術の成功率は1%とみられていたという。
手術を受けたのは、予定日より2カ月早い昨年12月2日に生まれたマヤちゃんとリディアちゃん。肝臓などがつながっていたため、血圧に問題が発生。当初は生後数カ月になった時点での分離手術を予定していたが、命が危険な状態になり、急きょ実施した。
手術時の体重は2人合わせてわずか2.2キロだった。2人は約5時間に及ぶ手術に耐え、母乳を飲めるまでに回復、体重も増え始めた。
マヤちゃんとリディアちゃんはもともと三つ子として生まれた。残りの1人は健康に問題はなかったという。(共同)