29日早朝の東京外国為替市場で円相場は反発して始まった。8時30分時点では1ドル=113円40~43銭と、前日17時時点に比べ13銭の円高・ドル安水準で推移している。2月の米個人消費支出(PCE)が伸び悩み、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを急がないとの見方が広がった。目先の日米金利差拡大は見込みづらいとみた投資家の円買い・ドル売りを誘った。
円はユーロに対して続落して始まった。8時30分時点では1ユーロ=127円ちょうど~05銭と、24銭の円安・ユーロ高水準で推移している。対ドルでのユーロ高が対円にも波及した。
ユーロの対ドル相場は続伸して始まった。8時30分時点では1ユーロ=1.1198~1201ドルと、同0.0033ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。米物価上昇率の伸び悩みで、対ユーロでもドル売りが出た。〔日経QUICKニュース(NQN)〕