広島平和記念資料館への訪問後に各国外相がつづった感想=11日、広島市中区の同館
「戦争の回避に全力を傾ける」「核兵器のない世界へ一層の努力を」。主要7カ国(G7)外相会合に合わせて米国のケリー国務長官らが広島平和記念資料館(広島市)を訪れた際、感想をつづった記帳の和訳が13日に発表された。
主要7カ国(G7)外相会合
特集:核といのちを考える
被爆地・広島市で10、11両日に開催された会合に伴い、G7の核保有国(米英仏)の現職外相は平和記念公園を初訪問。犠牲者の遺品や惨禍を示す資料が並ぶ資料館にも足を運んだ。感想は芳名録につづられ、広島市が和訳した。
和訳によると、ケリー長官は「世界中のすべての人が資料館の持つ力を目で見て感じるべきです」とし、「核兵器の脅威に終止符を打つことだけでなく、戦争そのものの回避に全力を傾けることが我々の責務であると、明白、厳格かつ説得力のある形で思い出させてくれます」と書いた。