「MARIE『お母さん ありがとう』手紙コンクール」の過去の入賞作品=森永製菓提供
「急ブレーキをかけた時ぼくの体を強くおさえて『だいじょうぶ。』と言ってくれたね。シートベルトをしていたのに。でもね、ぼくの本当のシートベルトは、お母さんなんだよ。いつも心配ばかりかけてごめんね。」
普段は母親に言えない気持ちを100文字以内で伝えるコンクールで入賞した小学生の作品だ。8日の「母の日」を前に、主催する森永製菓が今春、過去の入賞作を菓子のパッケージ裏面で紹介したところ、インターネットなどで共感の声が広がっている。
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「MARIE(マリー)『お母さん ありがとう』手紙コンクール」は2012年に始まった。東日本大震災後に「絆」という言葉がクローズアップされていた時期だった。今年、5月末までの期間限定で過去の入賞作を紹介している。
素直な喜びや感謝だけでなく、新鮮な視点でつづられた作品がある。
「お母さんがおしごとお休みだった日、お母さんとお姉ちゃんと三人で手をつないで学校まで行ったよ。話したい事たくさんあったけど、お母さんと手をつないでいるのがうれしくて、手ばかり見ちゃった。ありがとうね。」