(8日、大相撲夏場所初日)
どすこいタイムズ
俊敏性と多彩な技で人気を集める新十両の宇良の関取最初の一番は、天鎧鵬の投げに屈した。173センチ、127キロの小兵。身長で11センチ、体重では54キロも大きい相手に対し、立ち合いで真っ向からぶつかり、足を取りに行くなど機敏な動きも見せたが、上手を取られて万事休す。最後は下手投げで逆転を狙ったが、豪快に投げ飛ばされた。
宇良は「すぐに仕掛けたらよかったが、無防備に上手を取られてしまった。あれは自分の形ではない」と反省しきり。ただ「何が何でもダメという内容ではない」と、さばさばとした表情で国技館を後にした。