東都大学野球の春季リーグ戦は20日、東京の神宮球場で第7週の3回戦があり、勝てば勝ち点5の完全優勝だった国学院大が東洋大に敗れ、優勝決定は24日からの最終週の亜大戦次第となった。国学院大は勝ち点4の9勝4敗で今季を終了。勝ち点3で6勝2敗の亜大が2勝1敗でも勝ち点を挙げれば勝率で国学院大を上回り、逆転優勝になる。
国学院大は一、二回に2本塁打で5点を失ったが、七回までに7長短打と犠飛で同点。しかし、追いついた直後の守りで四球と二盗、三盗を許し、暴投で決勝点を与えてしまった。
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東洋大6―5国学院大
■2年生投手3人、踏ん張れず
国学院大は若い投手陣が大一番で踏ん張れなかった。2完投していた先発の柱の清水(2年、帝京)が一回に3点本塁打を許す。二回からもう1人の柱、山岡(2年、広島新庄)が登板したが、2点本塁打を浴びた。同点に追いついた七回、中継ぎで好投を続けていた山口(2年、済美)が2死三塁で捕手とサインが合わず、タイムで間を取った直後に暴投。無安打で決勝点を与えてしまった。山口は「リーグ戦前から2年生3人でがんばろうと言ってきたが、足を引っ張ってしまった」と悔しがった。
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▼東都2部は青学大が優勝 20日、拓大に勝って、勝ち点5の完全優勝を決めた。すでに1部6位が決まっている中大との入れ替え戦に臨む。