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オバマ氏「核なき世界、追求する勇気を」 決意新たに

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-5-28 9:22:42  点击:  切换到繁體中文

 

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被爆者の森重昭さんを抱き寄せるオバマ米大統領=27日午後6時8分、広島市中区、高橋雄大撮影


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オバマ米大統領は27日夕、米国の現職大統領として初めて被爆地・広島を訪れた。平和記念資料館(原爆資料館)を視察し、原爆死没者慰霊碑で献花した。演説で、戦争の悲惨さを強調し、「恐怖の論理にとらわれず、核兵器なき世界を追求する勇気を持たなければならない」と述べ、「核なき世界」を主導していく決意を改めて示した。


「恐ろしい力に思いをはせるために」 米大統領演説全文


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オバマ氏の広島訪問、時系列で


オバマ氏は献花後、慰霊碑前に招待した被爆者らを前に演説し、広島訪問の理由を「閃光(せんこう)と炎の壁が都市を破壊し、人類が自らを破滅させる手段を手にした。私たちは、そう遠くない過去に解き放たれた恐ろしい力に思いをめぐらすために来た」と語った。


原爆により、日本人のみならず、朝鮮人や米国人捕虜も犠牲となったと指摘。過去の戦争を振り返り、「罪なき人たちが犠牲になってきた」と語り、戦争の悲惨さを訴えて、「外交を通じて紛争を回避し、すでに始まった紛争の終結に尽力しなければならない」と述べた。


オバマ氏は、「(広島に原爆が投下された)1945年8月6日の記憶を薄れさせてはならない」と訴えた。ただ、71年前に米国が原爆投下したことへの謝罪や、原爆投下の是非には言及しなかった。


2009年のチェコでのプラハ演説で訴えた「核なき世界」に向けて取り組む決意を強調。「広島と長崎は『核戦争の夜明け』ではなく、私たちが道徳的に目覚めることの始まり」と述べ、原爆投下を教訓に、「核なき世界」をあくまでも追求すべきだとの考えを示した。


日米関係について、「米国と日本は同盟だけでなく、友情を築いた」とも語り、かつて戦った日米両国が、戦後に同盟国に変わっていった「和解」の象徴であるとの認識を示した。


安倍晋三首相も演説し、「広島の人々のみならず、全ての国民が待ち望んだ歴史的な訪問を心から歓迎したい」と語った。


オバマ氏は献花に先立ち、原爆資料館を安倍首相らと約10分間視察。芳名録に「共に、平和を広め、核兵器のない世界を追求する勇気を持ちましょう」と記帳した。その後、安倍首相とともに、原爆死没者慰霊碑に献花し、黙禱(もくとう)を捧げた。


オバマ氏は演説後、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の坪井直(すなお)・代表委員(91)に歩み寄り、握手をして言葉を交わした。さらに、広島原爆で死亡した米兵捕虜の研究や遺族との交流を続ける被爆者の森重昭(しげあき)さん(79)が涙を流すと、抱き寄せて背中をさすった。(佐藤武嗣、岡本玄)




 

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