四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、四電が7月26日に再稼働させる計画を原子力規制庁に説明していることがわかった。作業や点検が順調に進めば7月中の発送電が計画されている。
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計画によると、伊方3号機へ6月24日から核燃料の搬入を始め、7月26日に制御棒を引き抜いて原子炉を起動する。同月29日には発送電を開始する。
伊方3号機は原子力規制委員会が昨年7月に新規制基準を満たすとして四電の安全対策の基本方針を許可。同10月には愛媛県の中村時広知事と地元の伊方町の山下和彦町長が再稼働への同意を表明した。新基準に適合するための安全対策工事は5月に終了し、現在は規制委による使用前検査を受けている。
東京電力福島第一原発の事故後にできた新規制基準下での再稼働は、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜原発3、4号機(福井県、運転停止中)に続いて5基目。