アイドルグループＡＫＢ４８の元メンバーの内田眞由美さん（２２）がオーナーを務める焼き肉店の新潟店が２９日、新潟市中央区万代１丁目にオープンする。姉妹グループ「ＮＧＴ４８」の専用劇場が入る商業施設から道を１本隔てたすぐそば。内田さんは「ＮＧＴ４８とともに、地域活性化に貢献できれば」と意気込む。

東京都出身の内田さんは２００８年にＡＫＢ４８の活動を始め、１５年に卒業。親が焼き肉店を営んでいる影響もあり、１４年４月に都内に「焼肉ＩＷＡ」を開店していた。「ＩＷＡ」はＡＫＢ４８時代、コントで岩の役で人気を博したことにちなむ。今年１月、ＮＧＴ４８の公演を見に来た際、新潟の食材のおいしさに魅力を感じ、新潟店を開くことを決めた。ＮＧＴ４８の北原里英キャプテン（２５）には「一緒に新潟を盛り上げていこうね」と言われているという。

カフェのような内装の店内には、ＮＧＴ４８の公演の映像が流れる。「旬の焼野菜の盛り合わせ」（時価）は県産を使い、ご飯は岩船産コシヒカリを提供する。営業時間は午後４～１１時（不定休）。内田さんは、月の半分くらいは新潟店にいる考えだ。「アイドルと焼き肉を両方楽しめる空間にしたい」と話している。（永田篤史）