練習中、笑顔で話をする池江璃花子(左)と今井月=西畑志朗撮影
リオデジャネイロ五輪の開幕まで1週間を切り、本番会場での練習が本格化してきた。
2016リオオリンピック
卓球の日本代表は31日、男女6人全員が現地で初めてそろい、試合会場で練習した。女子の石川佳純(全農)は「観客席や台の感覚がロンドン五輪に似ている」と話し、日本勢初となるシングルスでのメダル獲得に向けて好感触をつかんだ。団体戦メンバーの伊藤美誠(スターツ)も「ボールの回転が見やすい」。不備が指摘されている選手村での生活も「すごく楽しい」と笑顔だった。
競泳日本代表は29日からメインプールでの練習を始めた。男子400メートル個人メドレーのロンドン五輪銅メダリスト、萩野公介(東洋)は、「コンパクトなつくりで自分は好き。ほぼ完璧に近い」。
今大会では決勝と準決勝がリオ時間の午後10時に始まるため、その時間帯に合わせて練習する選手もいる。400メートル個人メドレーで世界選手権2連覇中の瀬戸大也(JSS毛呂山)は「夜の方が、野生の本能を解放して燃えるイメージがある。金メダルを取りたい、ライバルに勝ちたいという気持ちを燃やしていきたい」と、萩野との直接対決に向けて力を込めた。(前田大輔、清水寿之)