力投する花咲徳栄の高橋昂=内田光撮影
(10日、高校野球 花咲徳栄6―1大曲工)
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大会屈指の左腕、花咲徳栄の高橋昂は被安打10ながら1失点、11奪三振の完投で発進した。立ち上がりから球が浮き、四回には埼玉大会も含めて今夏41イニング目にして初失点となる本塁打を浴びたが、「特に気にしなかった。久々の試合で制球にばらつきがあったけど、回を追うごとに肩も良くなった」。計7イニングで得点圏に走者を背負いながら、勝負どころでは140キロ台の直球をズバリ。「打たせて取る投球でいこうとは思っていた。ピンチになっても、落ち着いていた」。3季連続出場の甲子園で、終始淡々と語った。
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○岩井監督(花) 「高橋昂にいつも助けられているので、今日は『打線が1点でも多く取れ』とはっぱをかけた。いい集中力だった」
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○西川(花) 2本の適時打を放った4番の2年生。「プレッシャーはない。点が必要な時は自分が決めようと思っていた」