坂井聖人の終盤の追い上げに、大きな声援を送る早稲田大の水泳部員たち=10日午前10時30分、埼玉県所沢市、坂本進撮影
(9日、競泳男子200メートルバタフライ決勝)
リオオリンピック
競泳の日程・記録
早稲田大学で1学年上の瀬戸大也(22)を破り、銀メダルを取った坂井聖人(21)。2人の所属する水泳部の仲間たちは10日、歓喜に沸いた。
水泳部で坂井と同じ3年の阿久津直希さん(21)は、坂井が「大也さんに勝ちたい」とよく口にしていたのを聞いていた。表彰台に上がる坂井の姿を中継映像で見ながら、「ずっと追いつけなかった大也さんにこの五輪の舞台で勝った。いい表情をしていますね」と笑顔で話した。
阿久津さんによると、坂井は瀬戸に憧れて早稲田大に入学。これまで坂井が自己ベストで瀬戸に追いつけたことはなかったが、2人で高いレベルの練習をしていたという。昨年の世界水泳直前の練習では、2人が同じレーンで横並びに泳ぎ、タイムを競い合っていた姿を間近で見た。「仲もよく、互いに刺激し合う関係だと思います」
決勝の約9時間前、坂井から阿…