軽井沢での静養のため、東京駅を出発する天皇、皇后両陛下=20日午前、東京都千代田区のJR東京駅、小玉重隆撮影
天皇、皇后両陛下は20日、静養のため東京駅発の北陸新幹線で長野県に入った。同県軽井沢町に滞在し、27日に群馬県草津町に移動して30日に帰京する。
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両陛下はこの日、長野県上田市の信州大学繊維学部資料館を視察。同学部の母体の上田蚕糸専門学校は1910年、蚕糸に関する初の高等教育機関として設立され、貯繭(ちょけん)庫として資料館の建物が建てられた。両陛下は、蚕用孵卵(ふらん)器や養蚕技術書などを興味深そうに見て回った。毎年、皇居で養蚕に取り組んでいる皇后さまは繭の標本を見て「ヨーロッパと日本の品種の掛け合わせなんですか」などと話していた。