パラリンピックの開幕を前に、練習をする車いすラグビー日本代表の池(左)と池崎=6日、ブラジル・リオデジャネイロ、井手さゆり撮影
初のメダル獲得を狙う車いすラグビーの日本代表が6日、リオデジャネイロ市内の選手村近くの室内コートで練習を行った。
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リオに入ってから、この日が3回目の練習。選手たちは選手村での生活に慣れ、移動の疲れもとれてきたようで、すでに本番モード。試合形式の練習では、フィジカルに勝る海外勢に速さで対抗しようと、細かなパスをつないで得点。時には激しいタックルで相手を横倒しにするなど、気迫あるプレーを見せていた。
障害の軽い池崎、池の2人の点取り屋に注目が集まるが、カナダなどの強豪国を破るためには敵の動きを食い止め、味方の進路をこじ開ける障害の重い「ローポインター」の役割が重要だ。障害クラスが2番目に重い今井は「ハイポインターの活躍は僕らにかかっている。陰の役割だが、メダルをとって輝きたい」。エースの池崎は「みんなで一つのプレーをするだけ。チーム一丸で戦う」。初戦は14日(日本時間15日)、格下のスウェーデンと対戦する。(榊原一生)