荷受け代行を申し込んだ女性のスマホに、LINEのメッセージで“仲介者”から送られてきた仕事内容の説明(人名などにモザイクをかけています)
「自宅にいながら、荷物を転送するだけ」と、軽い気持ちで始めた荷受け代行(荷物転送)のアルバイト。携帯から送った個人情報は、勝手に格安スマートフォンの契約に使われていた。警察は個人情報を漏らした自己責任を盾に取り合ってくれず、取材に応じた女性らは途方に暮れるばかりだ。
「荷受け代行」バイトに注意 勝手にスマホ契約、違約金
「情けない。なんで気づけなかったんだろう」
三重県の主婦(25)は落胆する。「子どもが小さいから、家でできる仕事なら」と4月に荷受け代行を始め、約1カ月で荷物4個を転送した。転送先の住所がネット上で「詐欺に使われている可能性がある」と指摘されているのを知り、LINE(ライン)でアルバイトを申し込んだ際の“仲介者”に「やめたい」と送信。荷物は来なくなったが、格安スマホの事業者(MVNO)から、違約金など約10万円の請求書が届いた。
神奈川県の会社員女性(24)…