熊本地震で2度目の最大震度7を観測した4月の本震から16日で半年。熊本、大分両県がまとめた家屋被害は約18万棟に上る。被害程度の認定調査が続いていて、今後さらに増える見込みで、1次調査の結果を不服として2次調査を依頼した被災者は熊本県で約27%に上る。 認定調査は、公的な支援を受ける時に提示する罹災(りさい)証明書の交付のために実施される。1次調査は建物の外観で見るが、2次は内部も含めて詳しく調べるため、被害程度が重くなることが多いとされる。5月下旬に熊本県が内閣府の方針を受け、条件付きで半壊でも応急仮設住宅への入居対象としたことも、2次に進む人が増えたことに影響しているとみられる。 家屋の被害は14日現在、熊本県で17万2566棟、大分県で7906棟。熊本県では市町村が18万7869件(一部住宅以外も含む)の1次調査をしたが、そのうち2次調査を依頼したケースは4万9698件。うち約3500件はまだ調査を終えておらず、「3次」以降の再調査の依頼も2651件あった。 被害が集中した地域で2次調査… |
熊本地震の家屋被害、認定に3割不服 2次調査の依頼増
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