記者会見で質問者をさす小池百合子・東京都知事=21日午後、東京都庁、長島一浩撮影
2020年東京五輪・パラリンピックの水泳とバレーボールの会場について、東京都が新設する2施設の整備費を2014年の試算より最大で計約200億円減らす方向で検討していることが21日、分かった。試算額の約2割にあたる。小池百合子都知事が月内にも結論を出す、五輪計画見直しの参考にされる。
水泳のアクアティクスセンター(江東区)は、いったん地上5階建て(客席数約2万)で建設し、大会後に地上3階建て(同5千)に減築する計画で、事業費683億円だった。すでに一部工事は試算より68億円安い額で契約済みで、さらに減築の見直しなどで50億~100億円を減らす方向という。
バレーの有明アリーナ(江東区)は、地上5階(同約1万5千)の施設を404億円で建てる計画だが、予備費や内装費を見直して30億円近い減額を検討しているという。両施設を合わせて、試算段階の整備費の計1087億円から約200億円減らす。
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