防衛省統合幕僚監部は28日、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)の次期派遣部隊が、11月20日~12月14日に3回に分けて出発すると発表した。政府は次期派遣部隊に、安全保障関連法に基づく駆けつけ警護などの新任務を付与するかどうかを検討している。
防衛省によると、次期派遣部隊は現在現地にいる部隊と同じ計約350人。到着後に順次交代する。同省関係者によると、派遣されるのは、警備部隊を担当し、新任務が付与された場合には中心的に対応する青森駐屯地(青森県)の第5普通科連隊のほか、八戸(同)、岩手(岩手県)、船岡(宮城県)の各駐屯地の施設部隊などの隊員。隊長は第5普通科連隊の田中仁朗(よしろう)連隊長が務める。(福井悠介)