川内優輝
第70回福岡国際マラソン選手権大会(日本陸連、テレビ朝日、九州朝日放送、朝日新聞社主催)の招待選手が31日、発表された。国内招待選手では、昨年8位の川内優輝(埼玉県庁)が、7月のゴールドコースト(豪)で2時間9分1秒の今年の日本選手最高をマークし、復調の兆し。高田千春(JR東日本)は、7年連続出場で過去4位1度、5位2度と好成績を残している。日本選手最高の2時間8分0秒の自己記録を持つ前田和浩(九電工)は、マラソンで4度目の世界選手権出場を目指す。
海外勢は元世界記録保持者のパトリック・マカウ(ケニア)が、第34回(1980年)の瀬古利彦(当時エスビー食品)以来の3連覇を狙う。このほか、昨年の北京世界選手権銀メダルのイエマネ・ツェガエ(エチオピア)らが優勝争いの中心になりそうだ。
世界選手権に向け、日本陸連が設定した派遣記録はリオデジャネイロ五輪の選考会より30秒遅い2時間7分0秒になった。この記録に到達して日本選手1位になれば、代表内定となる。
レースは福岡市の平和台陸上競技場発着で、12月4日午後0時10分にスタートする。
70回大会を記念し、11月22日にシンポジウムが福岡市内で開かれる。宗猛旭化成総監督の基調講演のほか、瀬古利彦DeNA総監督らを招いてパネルディスカッションがある。応募など詳しくはホームページ(
http://www.fukuoka-marathon.com
)で。