ラグビー日本代表は10月31日、アルゼンチン戦(5日、秩父宮)に向けた直前合宿を秩父宮で始めた。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチの意向で非公開で実施され、バックアップ選手を含む33選手が戦術や陣形を確認した。今回の代表選手32人のうち、昨秋のワールドカップに出た選手は12人しかいない。複数の選手が心身の疲労を理由に代表を辞退した状況に、薫田(くんだ)真広・強化責任者は「チームとして追い続けても仕方がない。新しい選手を見つけ、桜のジャージーを着たい選手を選びたい」と語り、選手の姿勢に疑問を呈した。来年以降は代表候補の人数を増やし、スーパーラグビーの参戦で試合数が増えた選手の負担を減らす考えだ。