8月に家族で三重県志摩市にキャンプに行った時の則竹敬太君。(遺族提供)
愛知県一宮市で10月、スマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」を操作しながら運転していた男のトラックに小学4年の則竹敬太君(9)がはねられ死亡した事故で、父・崇智(たかとし)さん(46)がシステムのさらなる変更を求めてゲーム運営会社宛ての手紙を書いた。運営会社「ナイアンティック」の日本法人に近く送る。
ポケモンGO、車などで移動中の操作を制限 事故相次ぎ
崇智さんは手紙で、道路上にはキャラクターやアイテムを出現させない▽歩行速度以上ではゲームを起動できなくする――の2点を求める。ゲームをめぐっては、事故後に愛知県警などが同社にシステムの変更を要望。同社は今月7日、一定の速度以上で移動中の時は操作できなくなるように変えたが、崇智さんは「安全安心に楽しめるゲームにするには、もう一歩進んだ規制が必要だ」と話す。
14日は敬太君の10歳の誕生日だった。敬太君が大好きだったハンバーグを家族で近くのファミリーレストランで食べ、自宅でケーキにろうそく10本を立てて祝った。
崇智さんは2年前の自分の誕生…