スズキの小型車「ソリオ」のハイブリッド車=29日、東京都内
スズキは29日、小型車「ソリオ」に、同社では初の本格的なハイブリッド車(HV)を追加して売り出した。従来は、減速時のエネルギーで発電するものの、モーターの役割はエンジンの補助にとどまる簡易型HVだった。新たなHVはトヨタ自動車の「プリウス」のように、低速時などにモーターだけで走れる。
ソリオは室内の広さが支持され、これまで20万台を売った人気車。新型は独自のモーターや変速機を使い、電池などを小さなスペースで収められるように改良した。「スズキの売りのコンパクトな車のためにつくった、他社にはないシステムだ」(開発責任者)という。
燃費は、従来の簡易型HVの燃料1リットルあたり27・8キロから、本格HVは32・0キロへ向上させた。モーターだけで走る頻度を高める「エコモード」も選べる。消費税込み191万7千円からで、スポーツ仕様の「ソリオ バンディット」が204万6600円。
軽自動車市場の伸び悩みもあり…
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