報道陣にせがまれ、コボスタ宮城のメリーゴーラウンドに乗るヤンキースの田中
大リーグ・ヤンキースの田中将大が30日、古巣のコボスタ宮城を訪れ、今季を振り返った。
自己最多の31試合に登板し、移籍後の自身最多となる14勝(4敗)を挙げた右腕は「向こうに行ってから一番いいシーズンを送ることができた」と手応えを感じた様子。ただ、チームは東地区4位に終わってプレーオフに進めず、「勝ち上がることが大事。そういう部分では全然物足りない」と自己採点は厳しかった。
注目が集まる来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場については、「気持ちはもちろんあります」と意欲を示したが、出場の可否については明言を避けた。
田中はこの日、練習はしなかったが、改装を繰り返してテーマパークのようになった球場に初めて足を踏み入れた。「みんなが楽しめる球場になっているんだろうな、と想像は付きます」。観覧車が立つ左中間席を見て、「(大リーグの)全球場に行ったことはないですが、世界中を探してもなかなかないんじゃないですか」と驚いた。実際に観覧車にも試乗。「ああいう高さから試合を見ると、また面白いかもしれないですね」と感想を語った。