大災獣ニゲロン
「災害時に適切な避難行動を」というメッセージを込め、怪獣好きの神戸市民らがご当地怪獣「ニゲロン」を考案し、映画の自主制作を始めた。年明けごろの完成をめざしている。
物語はこうだ。2017年、300年に1度現れるという伝説が残る「大災獣ニゲロン」が、神戸港から上陸する。消防隊などが応戦するも、まったく歯が立たない。
立ち向かうのは神戸に住む二毛留(にげる)一家。一家の大黒柱には、巨大化して戦う能力が代々備わる。父・ススムが家族の応援を受け、「災害の象徴」というニゲロンに立ち向かう。
映画制作を呼びかけた岡田誠司さん(57)は「愛と再生の物語です」と言う。
岡田さんは「鉄人28号」の巨大モニュメントを長田区に建てたNPO法人「KOBE鉄人プロジェクト」の事務局長。「神戸から防災意識を広めよう」と、怪獣や特撮が好きな仲間約10人とニゲロンを考えた。
アイデアを詳細にまとめ、今年…