4日の関学大戦で反撃開始のタッチダウンを挙げ、喜ぶ立命大のWR猪熊星也、RB西村七斗、QB西山雄斗(左から)
アメリカンフットボールの全日本大学選手権は4日、決勝の甲子園ボウル出場をかけ、東日本と西日本の代表決定戦があった。西日本は今季からトーナメントに関西2位校も組み込まれ、関学大(関西1位)と立命大(同2位)が2週間ぶりの再戦。前回の対戦で関学にリーグ連覇を阻まれた立命は王者から挑戦者に成り代わり、かつてない猛練習を積んでリベンジを狙ったが、雨の大阪・万博競技場で17―26と敗れた。
前回の敗因はランで44ヤードしか進めなかったこと。2度目の対戦を見据えて多少手の内を隠していたとはいえ、大黒柱のRB西村七斗(3年、大阪産大付)を走らせられなかったのはショックだった。西日本代表決定4回戦の名城大(東海)戦を挟み、再戦までの2週間は西村の走路を切り開くOL(オフェンスライン)の再強化に明け暮れた。
主将の西信一朗(4年、立命館宇治)らOLの選手たちは朝9時にグラウンドに集まり、ひたすら当たりを繰り返した。いつもなら試合直前は調整期間でハードな当たりはしないが、関係なくぶち当たった。
それでも再戦の前半はランが進…