公式練習で調整する本田真凜(左)と浅田真央=遠藤啓生撮影
フィギュアスケートの全日本選手権は22日、世界選手権の代表選考会を兼ね、大阪・東和薬品RACTABドームで開幕する。開幕前の公式練習では、女子の浅田真央(中京大)がトリプルアクセル(3回転半)ジャンプや、3回転フリップ―3回転ループの連続ジャンプを着氷することもあった。
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今季グランプリ(GP)シリーズで自己最低の9位となり、復活を期す浅田は「今季の中では調子がいい状態なので大丈夫。トリプルアクセルは跳ぼうかなと思って練習してきた」と明るかった。
GPファイナル銀メダルで全日本2連覇中の宮原知子(関大)は安定したジャンプを見せ、「ファイナルの勢いで自分らしい演技ができるように集中したい」。前々回の全日本で3位、前回大会で2位の樋口新葉(東京・日本橋女学館高)は難しい3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプを決め、「ショートプログラム(SP)を最初から最後まで通す練習をしてきた。SPでジャンプに集中しつつ、いい表現力も出したい」と今大会の課題を挙げた。