往路優勝した青学大の原晋監督(左)と選手たち=時事
(2日、箱根駅伝往路 優勝青学大)
青学大が往路優勝、3年連続 2位早大 箱根駅伝
特集:箱根駅伝
2017年、箱根に神と呼ばれる男は出なかった。
天下の険を登る青学大5区貞永は苦しそうだった。「追い付かれてもいい」とさえ思った。だが、後続が迫ってこない。ゴールで「(昨年5区の)神野さんのように両手を広げたかったけど体が動かなくて」と、小さくガッツポーズ。区間8位でも先頭だった。「他大学に神がいたら白旗」と語っていた原監督は「神は箱根の温泉につかっていてくれた」と笑った。
往路は負けも覚悟していた。「最悪のシナリオは4分以上の差。もう地力では勝てない。2分以内の負けなら『よし頑張るぞ』、1分以内なら『やれる』。それが逆に勝つとは」と原監督。
最大の「誤算」は、3区秋山だ…