FC岐阜の風間宏矢選手=4日午後、豊田スタジアム、吉本美奈子撮影
サッカーJ2の名古屋グランパス―FC岐阜戦が4日、豊田スタジアム(愛知県豊田市)であった。東海地方に本拠を置くクラブがJリーグで対戦するのは初めて。名古屋の風間八宏(やひろ)監督(55)と岐阜の次男・風間宏矢(こうや)選手(23)というJリーグでは珍しい親子対決も実現した。
J2に降格した名古屋に八宏監督が就任したことで親子は相まみえることになった。「名岐ダービーはお客さんをいっぱいにして盛り上げたいね」。一緒に過ごした年末年始、父は息子に言った。2万人超が観戦した試合は1―1の引き分け。FW宏矢選手は後半途中で右足をつって交代するまで前線で活発に動き回り、チームに貢献した。
Jリーグでの親子対決は昨季のJ2で、高木琢也監督(49)が率いるV・ファーレン長崎と長男の利弥選手(24)がプレーするモンテディオ山形が対戦したのに続き、2例目。風間家は長男のMF宏希(こうき)選手(25)も山形におり、今季は三つどもえが見られそうだ。
親子3人は2012、13年に…