直接対決した平野美宇(左)と伊藤美誠の「みうみま」コンビ
2020年東京五輪を目指す卓球女子で、ともに高1の平野美宇(エリートアカデミー)と伊藤美誠(スターツ)の「みうみま」コンビが4日、東京・代々木第2体育館であったジャパントップ12の1次リーグで対決した。
第1ゲームは、1月の全日本選手権を史上最年少で制した平野が11―2で先取した。だが、第2ゲーム以降は昨年のリオデジャネイロ五輪団体銅メダルの伊藤のペース。11―5、11―6、11―9と3ゲームを連取し、ゲームカウント3―1で伊藤が勝ち、準決勝進出を決めた。
平野は全日本選手権の頃から痛めていた右肩の炎症が激しくなり、ここ1週間練習を休んでいたという。「昨日の夜まで欠場を考えていたが、いろんな方が見に来てくれるので出場した。思ったよりは良い内容だった」と振り返った。
伊藤は決勝で石川佳純(全農)に2―4で敗れ、準優勝だった。平野との一戦を振り返り「複雑な気持ちで、勝ったという気がしない。美宇ちゃんの肩が早く治って、今度はお互いが本調子の状態での試合を皆さんに見てもらいたい」と語った。
国際卓球連盟によると、2人は昨年の国際大会で3度対戦し、平野の全勝。昨年の全日本選手権でも準決勝で対戦し、平野が勝っている。