天皇陛下の退位を実現する特例法案を審議する特別委員会の設置が26日午前の参院本会議で決まった。その後開かれた委員会には参院の全会派が参加し、尾辻秀久・元参院副議長(自民)を委員長に選出した。衆院は正副議長も出席する議院運営委員会で審議する。特例法案は月内の衆院での審議入りを目指し、与野党間で調整が続いている。国会審議では、退位が先例として明確に位置づけられるかどうかや、「女性宮家」創設など皇族減少問題への対策が焦点になる。
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一方、衆院議院運営委員会の理事会も同日午前に開かれ、自民、民進、公明、共産、日本維新の会の5党が、法案の付帯決議の内容について議論した。