DeNAの白崎
(30日、DeNA3―0日本ハム)
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■DeNA・白崎浩之内野手
中学まで過ごした北海道で、DeNAの指名打者・白崎浩之は迷わずバットを振った。一回2死満塁。初球のカーブをとらえる。「ごちゃごちゃ考えずに、来たボールをしっかり打てるように準備していた。家族も見に来ていたので、よかった」。打球は左翼線を抜け、2点を先取した。
身長184センチ、体重89キロの大型内野手。2012年秋のドラフト1位で駒大から入団した。ラミレス監督も期待を寄せるが、これまで放った13本塁打はすべて走者がいない場面で、勝負強さが課題だった。今季もキャンプから1軍にいながら、4月24日に出場選手登録を抹消された。
交流戦開幕に合わせ、指名打者要員として1軍に復帰した日に、求められた役割を果たせた。「交流戦は相手の投手のこともわからないし、相手も白崎のことを知らない。そういうときは、甘い球を逃さず振るしかない。それをしっかりやってくれた」とラミレス監督。交流戦で歴代最多の183打点を誇る、かつての好打者もうなずく一振りだった。(山下弘展)
○ラミレス監督(D) 先発の浜口について、「今年1番の投球。四球が一つだけ。期待していた通りの投球だった」。
○浜口(D) プロ最長の7回を投げ、無失点で3勝目。「しっかりと打者と勝負することだけを考えた」