本戦トーナメント
第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦トーナメントの組み合わせが決まった。史上最年少で本戦入りを決めた藤井聡太四段(15)は、前回4強の澤田真吾六段(26)と対戦する。
藤井四段「イメージ通り指せた」 格上相手に光る大局観
本戦に出場するのは16人。そのうち8人は、1月13、14日に名古屋市東区の東桜会館で行われる公開対局に臨む。両日の午前に1回戦が2局ずつ行われ、勝者同士が午後に対戦。4強入りする2人が決まる。
名古屋で指される4ブロックには、藤井四段ほか、竜王のタイトルを今月獲得して「永世七冠」を達成した羽生善治竜王(47)、佐藤天彦名人(29)らが入った。
藤井―澤田戦は14日午前10時から指される。このカードは藤井四段が2連勝しており、今回が3回目。藤井四段は愛知県瀬戸市在住、澤田六段は三重県鈴鹿市出身で、名古屋を舞台に「東海対決」が繰り広げられる。
同じ時間帯には、佐藤名人(29)と、タイトル戦出場経験のある永瀬拓矢七段(25)が戦う。勝者同士が同日午後2時から対戦する。
羽生竜王は13日午前10時から、今年度の勝率が7割を超えている高見泰地五段(24)と対戦する。前回覇者の八代弥(わたる)六段(23)は、「怪物くん」の異名を持つ元竜王の糸谷哲郎八段(29)と当たった。
他のブロックも強豪がそろった。渡辺明棋王(33)はA級棋士の三浦弘行九段(43)と、久保利明王将(42)は元名人の丸山忠久九段(47)と激突する。
決勝・準決勝は2月に行われる予定。
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名古屋会場では、対局を間近で観戦できるほか、大きな将棋盤を使った解説会も開かれます。有料、定員制です。入場券の購入方法など詳細は後日発表します。(村瀬信也)