宝塚北サービスエリアの女性トイレ=宝塚市玉瀬
新名神高速道路の川西インターチェンジ(IC)―神戸ジャンクション(JCT)間(16・9キロ)が18日午後3時に開通する。中国自動車道や周辺一般道の渋滞緩和のほか、沿線市町では観光や物流の振興など、地域活性化の起爆剤になることが期待されている。
SA 宝塚らしさ満載
開通に伴い、兵庫県宝塚市北部の西谷地域に西日本最大級となる宝塚北サービスエリア(SA)=同市玉瀬=がオープンする。SAに隣接して設置された宝塚北スマートインターチェンジ(IC)の供用も始まる。
西日本高速道路によると、宝塚北SAは上下線のどちらからでも乗り入れできる。建物全体の外観は、市中心部にある「花のみち」周辺の南欧風景観をイメージした「宝塚モダン」がコンセプト。店舗棟にはフードコートやカフェがあり、西日本のSAで初めての店もある。
宝塚ゆかりの漫画家手塚治虫や宝塚歌劇のグッズを販売。常緑樹を刈り込んで作った「鉄腕アトム」と「火の鳥」のトピアリーも設置する。女性トイレにはシャンデリア風の照明やパウダーコーナーを設けるなど、随所に宝塚らしさを演出したという。
ETC搭載車のみが利用できるスマートICは、総事業費が約9億5千万円。このうち約2億円は、市が西谷地域の活性化をめざして負担した。
西谷は市域の約3分の2の面積…