第100回全国高校野球選手権記念大会の地方大会は24日、秋田、北埼玉、新潟、富山、南福岡の5大会で決勝がある。
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秋田は11年ぶり6回目の出場を目指す金足農と、2年連続10回目の出場がかかる明桜の対戦。18歳以下日本代表の1次候補にも選ばれている金足農の右腕吉田を、明桜の打線がどう攻略するかが見ものだ。
北埼玉は昨夏の全国王者、投打にレベルの高い選手がそろう花咲徳栄に古豪の上尾が挑む構図。上尾は1984年夏以来となる出場を目指す。
新潟は春夏通じて初出場を目指す新発田と、2年ぶり11回目の夏がかかる中越の顔合わせ。富山は北陸屈指の左腕山田を擁し、2年連続の夏を見すえる高岡商と強力打線を看板に2年ぶり3回目の出場を狙う富山第一が戦う。
南福岡は初出場を目指す沖学園と17年ぶりの夏出場がかかる九産大九州の対戦。福岡大大濠や東福岡などの強豪を次々倒した沖学園の勢いが勝つか、4戦連続で4点差以内の試合をものにした九産大九州の粘りが勝つか。
準決勝が行われるのは、山形、茨城、群馬、東愛知、三重、石川、佐賀など11大会。福井は2015年選抜王者の敦賀気比と、昨夏の福井大会で準優勝した敦賀の「敦賀対決」が楽しみ。西千葉は春夏連続出場を目指す中央学院と県内屈指の右腕、古谷を擁する習志野が決勝進出をかけてぶつかる。初戦で選抜4強の三重を破った松阪商といなべ総合の対戦も楽しみ。
広島4回戦の尾道―瀬戸内はどちらも昨秋の中国大会4強。今春の選抜には中国3位校として瀬戸内だけが出場したため、尾道の選手たちがこの試合にかける思いは強そうだ。(山口史朗)