第101回全国高校野球選手権大会の参加チーム数が5日、全国最後となった富山大会の組み合わせ抽選会が終了し、確定した。2012年夏から認められた部員不足(8人以下)の学校による連合チーム数が86(234校)となり、過去最多を更新。全体の参加チーム数も、16年連続減の3730となった。
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日本高校野球連盟によると、今年5月末時点の硬式野球部員数は15万人を割り、14万3867人。前年比で9317人減は1982年の調査開始以来最大の減少数だった。少子化に加え、スポーツの選択肢が多様化しているからだという。さらに、大所帯の学校に部員が集まる一方で、部員不足に悩む学校が増える二極化も進んでいる。
日本高野連の竹中雅彦事務局長は「二極化は地方だけでなく、都市部でも進んでいる。大会に参加できる手立てとして連合チームの制度があるが、できる限り単独で出場できるよう、普及や障害予防などの対策に取り組み、部員の確保につなげたい」と話した。