繰り返し打ち上げることができる「再使用ロケット」の実験を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が来年にも始める。高価なエンジンを回収して繰り返し使えば、打ち上げコスト削減につながる。欧米も実用化を進めており、日本も開発を急ぐ。
JAXAによると、実験に使うロケットは全長7メートル、重さ約2トン。液体水素と液体酸素を混ぜてエンジンで燃焼させ、4トンの推力を使って垂直に離着陸する。
高温などに繰り返しさらされるエンジンの耐久性などを調べるため、秋田県能代市の施設で今夏から燃焼試験を始め、来年3月にも高度100メートル程度までの上昇と着陸を目指す。2019年度後半には高度5キロへの飛行を目指す。
こうした技術は、米ベンチャー…