連覇への挑戦が終わった。中国・南京であった3日のバドミントンの世界選手権女子シングルス準々決勝で、前回優勝の奥原希望(日本ユニシス)が準優勝のシンドゥ・プサルラ(インド)に0―2(17―21、19―21)で敗れた。
同じ1995年生まれ。奥原はライバルにリオデジャネイロ五輪準決勝で敗れたが、昨年大会決勝では1時間50分の接戦の末下した。だが、今回は、「プサルラ選手のパフォーマンスが思った以上によかった」と奥原。自身より23センチも高い身長179センチの相手に、「自分の持ち味のラリー勝負でやられた」。試合時間は58分だった。
昨年大会後、右ひざのけがに苦しんだ。「詰将棋のように正確な自分のシャトルコントロールが戻ってこない」とこぼしたこともあった。今大会直前のタイ・オープンでは11カ月ぶりに優勝したものの、まだ本調子ではない。奥原は「悔しいですね」と一言。再び、挑戦者としての戦いが始まる。(照屋健)