電気自動車(EV)テスラ社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が非上場化を検討しているとツイッターに投稿したことについて、米証券取引委員会(SEC)が調査を始めたことがわかった。8日、ウォールストリート・ジャーナル紙が報じた。
マスクCEOは7日、ツイッターに「一株420ドルで非上場化を検討している。資金は確保した」と投稿したが、資金調達の方法などは明かさなかった。これを受けて同社の株は10%ほど上がった。SECは投稿が事実なのかや、通常の情報開示手続きを経ずにツイッターで表明した経緯などを調べているという。
また米ブルームバーグは8日、マスクCEOが昨年4月、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長と、ソフトバンクからの出資や非上場化などについて協議したが、物別れに終わっていたと報じた。(サンフランシスコ=宮地ゆう)