(16日、高校野球 報徳学園7―2愛工大名電)
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自分の立てた計画がはまり、相手の打撃を崩せた時に、報徳学園の堀尾浩誠(こうせい)は捕手としての快感を覚える。例えば右腕の木村と組んでいた九回の3死目。2死三塁で左打者に対し、カットボールで懐を攻め立て、6球目で二ゴロに仕留めた。
先発の2年生林は投球のリズムを、救援の木村の場合は勢いを大切に。特徴を生かしたリードで強打の相手を2点に抑えた。バットを持っては、三回に2点適時打、五回は犠飛で計3打点だ。東兵庫大会は打率1割台と苦しんだが、「もともと打撃には自信がある。修正が出来ている」。
兵庫県加西市の北条中出身。加西市に海はないが、父と一緒にいく海釣りが大好きで、よく淡路島でガシラ(カサゴ)を狙ったそう。「釣りが役立っていること? 我慢が大事なことは似ていると思います」。しっかり者がチームを支えている。(竹田竜世)
○糸井(報) 三回は勝ち越しの押し出し死球で、五回は適時二塁打。「投手が抑えてくれていたのでリズムに乗りやすかった」
○小園(報) 3三振を喫し、苦笑い。「軽い熱中症みたいになって、集中できなかった。みんなが助けてくれたので、次は自分が引っ張りたい」
○林(報) 7回2失点。「一回は緊張してパニック状態になった。次も投げたい。ここまで来たらどこも強いので、自分たちの野球をするだけ」