(21日、高校野球・甲子園決勝 大阪桐蔭13―2金足農)
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大阪桐蔭は一回、宮崎の四球に青地が安打で続いた。あとの2人が三振に倒れたが、根尾が歩いて満塁。暴投で1点を先取すると、石川が右中間に2点二塁打を放った。
金足農の吉田は制球がぶれていた。秋田大会から一人で投げて11試合目だから無理もない。多彩な変化球も球筋を見極められ、一回は35球も投げさせられた。
大阪桐蔭は一回で吉田攻略を見通したといってよい。四回、二ゴロ失を契機に1死一、二塁とし、宮崎が浮いた直球をたたいて左越えアーチ。五回も根尾の2ランなど7長短打を集め、今夏の甲子園で初被本塁打の吉田をついに降板させた。
金足農は三回、得意のバントで好機を広げ、佐々木大夢の右犠飛で1点。救援した打川の踏ん張りに応えるように、七回は菊地亮が適時二塁打を放った。最後まで全力疾走で大差にも堂々と戦い抜いた。(隈部康弘)